恋するつぶやき

恋する不安が少しでも落ち着きますように。彼のキモチと彼女のココロについてつぶやくブログです。

カテゴリ:音信不通 > 音信不通の彼の気持ち

仕事やそのほかの問題で
もういっぱいいっぱいになった彼が

「しばらく一人になりたい」とか
「そっとしておいてほしい」とか
言い出したり

それすらも言わずに
音信不通にしたりすることがあります。

男性はストレスがたまると
自分の心の穴の中に引きこもり、
問題を解決することに全神経を集中する。

そして、
そのたった一つの問題の解決に専念するために、
他のことは一時的にすべて忘れ去ってしまう。

『ベスト・パートナーになるために(ジョン グレイ著)』より


「ストレスを抱えると一人になりたい」
というのは男性全般の習性だけれど
もちろん個人差はあります。

男っぽい彼、
一点集中型の彼、
口下手で連絡無精の彼、
仕事がとても忙しい彼などは

より
一人になりたがります。
男の習性が強く出るタイプです。

こういうタイプの彼は

仕事で忙しくなると
メールを無視したり
既読スルーばかりだったり

恋愛初期の熱が冷めると
ガクンと連絡頻度が落ちたりします。

「今日から穴ごもりするから」
とか説明してくれればまだ待てるのに

なぜか彼たちはそれをしません。

勝手にテンパって
勝手に耳から蒸気を出して

勝手に音信不通になります。




された彼女としては

何か気に障ることでもしただろうか
彼は怒ってるんだろうか
嫌われてしまったんだろうか

とものすごく不安になるし

一人になりたい彼を
言葉どおり一人にできるはずもなく

音信不通のまま
フェードアウトかもしれないのに
黙って待てるはずもなく

「一人になりたい」という
彼の望みとはうらはらに

もっともっと近づいてしまいます。

何度もメールやLINEをしたり
留守電をたくさん残したりして。

だけどそういうときは
彼が望むとおり、彼の言葉どおり、
そっとしておかなくてはなりません。

女からすれば
理不尽きわまりないことだけど
もっともっとと近づいたら

追い詰められた彼は
いよいよ別れを切り出してしまいます。


女性が肝に銘じておくべき大切なことは、
男性がまだ準備不足のうちに、
彼の口を開かそうとするのを慎むことである。

たとえ彼が何かに悩んでいたり、
ストレスに苦しめられて
自分の穴の中に閉じこもってしまっても、

それが
自分に対する個人的な理由によるものだと
受け取ってはならない。

そういうことは頻繁に起こることだ。

けっして彼女に愛想をつかしたわけではない。
時が来れば、彼は必ず帰ってくる。

大切なことは、
穴の中まで彼の後を追わないことである。

もし、そんなことをしたら
穴を守っている竜に
焼き殺されてしまうだろう。


勝手に音信不通にしておいて
焼き殺したいくらいなのは
こっちだけれど

ともかく
お別れが嫌ならそっとしておく。

仕方ない。
 
男の生理中だと思ってそっとしとく。
それしかない。




穴ごもり中の彼に近づいたら
なぜそんなに怒るかといえば

書いたように

「男性は自分の行動を
 自分自身と同一視している」

というところに理由があります。




「行動と自分を同一視する」
とはどういうことかというと 

たとえば
彼が予約したレストランで
彼女が
「お料理はイマイチだったけど
 気持ちはとっても嬉しかったよ♡」
なんて言ったら
彼は立ち直れないくらい
ガッカリするかもしれません。

男は
自分の気持ちを褒められたって
嬉しくもなんともないのであって

「自分が予約したレストラン」が
彼女をどのくらい喜ばせたか、
ということを重視するわけです。

雰囲気やサービスが良い
料理がすごくおいしい
お腹がいっぱいで満足

彼が選んだお店のことを評価すれば
自分自身が評価されたと
彼は感じます。

そしてもちろん
レストランのお代を全額払うこと、
これも「自分の行動」だから

「気持ちは嬉しいけど私も払うね」
と彼女がささっとお会計しようものなら
翌日仕事に行けないくらい
彼は落ち込むかもしれません。

男らしい男とは
そういうものです。

行動=自分自身

なのです。





そんな彼が
「穴ごもりしている」ということは
どういうことかというと

つまり
「今、彼女にできることが何もない」
ということです。 

デートの約束もできない。
レストランにも連れてってあげられない。
連絡すらもままならないオレ。

行動が
自分という男の価値を決めるのに
彼女に対して
まったく行動できないというジレンマ。 

穴ごもり中で何もできない彼は
彼女から「0点」と評価されてしまう
と恐れています。 

のび太です。

0点です。

なんて情けない男。




そんなときに彼女が
「なぜ返信してくれないの?」
「なぜ連絡をくれれないの?」
「なぜ会おうとしてくれないの?」
と言えば

「ない」=0点

という
その言葉ばかりが強調されて
彼はどんどん追い詰められます。

…彼女は知ってるんだろうか。
 オレが今、0点なことを。
 のび太になってることを。 
 いや何も言ってないんだから
 彼女が知ってるはずない。
 いやいや、知ってるのかもしれない。
 うすうす気づいてるかもしれない。
 この様子なら気づかれるのも時間の問題だ…
 
0点ののび太な自分を
彼女に知られるくらいなら

知られる前にお別れしようと考えます。
もしくは
知られたのならお別れしようと考えます。

どちらにしても彼は
 
のび太として
彼女と付き合い続けるなんて
絶対にプライドが許しません。

それなら別れる方がマシなのです。





だから
穴の中まで追いかけたら
焼き殺されるというのです。

のび太になってるところを
彼は見られたくないのです。

わかってる。
自分でもわかってるけど
彼女に見られさえしなければ
まだ今のところは大丈夫って

0点の答案を隠す
のび太の気持ちです。

全然解決になってないし
単なる問題の先送りなのだけど
男ってそんなものです。

そして 

問題が無事に解決できたら
涼しい顔でそしらぬフリで
「やぁ!」って顔を出そう。

そうすれば
のび太だったことを
彼女に気づかれないで済む。

子どもみたいでばかばかしいけど
どこかできっと
こんな風に考えてるはずです。

まったく男って。

どんだけかっこつけてたいんだか。


自分の穴の中に閉じこもる時、
男性は何か問題を解決しようとしている。

その時、もし、
彼の相手が幸福そうで
彼の支えを必要としていないように思えれば、
彼は安心して問題解決に専念できる。

彼女が自分と一緒にいるだけで
幸福であるということを確信できれば、

より力を与えられ、
やる気が湧いてくるのである。


彼が穴ごもりしはじめたら
彼女として
いちばん大事なことは

穴ごもりなんて
してないかのように待つ

ということだと思います。

彼が0点なことにも
のび太になってメソメソしてることにも
もちろん気づいているけど

気づいてないフリすることです。

おせっかいやアドバイスは
余計なお世話です。
彼は助けてほしいなんて思ってないし
のび太の彼を助けるあなたは
ドラミちゃんということです。

彼は
ドラミちゃんとは付き合わない。 

だから
「彼は今も100点満点」
と思って
信頼して安心して
明るく楽しく幸せに待つことです。 

そしたら彼も
男らしく集中して
男らしく問題を片付け
男らしく堂々と
穴から出てくることができます。

ハハハ
のび太になんてなるわけないさ
だってオレだよ〜?^^
 
ってなもんです。




もちろん
のび太なんて願い下げ!って思うなら
待たずにとっとと離れましょう。

だけど
もう少し彼を待ってみたいと思うなら

「ない」と責めずに
0点だとガッカリせずに
 
「あなたって本当は
 のび太なんじゃないの?」
なんて言わずに

待つなら黙って
やさしい気持ちで待ちましょう。

それもやっぱり愛なのです。







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ストレスや問題を抱えると
男は「穴ごもり」なるものをする、
というのですが

だからって
連絡がガクッと減ったり
避けられたり
音信不通になったり
会っても冷たかったりしたら

どうしたって
不安になるものです。

「穴ごもりね」なんて
余裕な顔で思えません。

女はいつだって
好きな人と繋がっていたい、
そうやってこまめに
愛情を確認したい 生き物です。

忙しいんだ、
ストレスがあるんだ、
てんぱってるんだ、
いっぱいいっぱいなんだ、

そう言い聞かせて
そのときはそれでおさまるけれど

一日たてば、
早ければ数時間で
「私に冷めたからじゃないの…?」と
疑心暗鬼になってしまいます。

彼女自身の自信のなさもあって。




穴ごもりをしてる彼を
洞窟の中まで追いかけたら
洞窟を守る竜に焼き殺される、

なんて
ものの本には書いてあるけれど

それでも行かずにはいられない。

もちろん最初は
そーっと覗いてみるし
なにげなく伺ってみたり

そこで彼が
以前のように
愛情表現をしてくれればいいけれど

穴ごもりは穴ごもりなわけで
途中で出てくるとか
そんなことはないわけで

彼女はもっともっと不安になって
「別れたいならそう言ってほしい…」
「私のこと、嫌いになった?」
「ダメなところは直すから」
って
どんどんすがりついてしまいます。





冬眠中の熊だと思えば

まだ春でもないのに
途中で起こしちゃダメ、
最悪のときは襲われる、
って思うこともできるけど

でも彼は熊じゃないんだし
人間の、
ひとりの男なんだから

本気で惚れた彼女を
ほったらかしで穴ごもりなんて

やっぱり納得できません。





男の穴ごもりって本当に面倒です。
女みたいに
井戸端会議で解消すればいいのに
自分から井戸に入って
ひとりでうずくまるなんて

まったく男って。




とにかく
不安になろうが寂しかろうが
面倒だろうが呆れようが

ストレスを抱えた男が
穴ごもりしちゃったら
何したってどうしようもない。
泣いても叫んでも
ダメなものはダメ。

そういう話を
ささやきの方で書いてます。


男が穴にこもったとき 



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「彼から連絡がない」ということが
どうしてこんなに辛いのかといえば

自然消滅になるのかもとか
嫌われてしまったのかなとか
彼の気持ちが醒めたのかもとか

いろいろあるけれど
突き詰めれば問題はひとつで

「彼に必要とされていない」
ということ。

彼に愛されてないということは
自分という人間の
存在価値がなくなったのと
同じこと。

つまり女性というものは
「他人との関係性」において
自分の存在を証明したいと
そう思うものだからです。




仲良しのお友達みんなで
お誕生日ランチをしたり

可愛い物を見つけたら
見て見て!ってシェアしたくなったり

失恋して悲しんでる友達がいれば
話を聞いて慰めて一緒に泣いて
ひたすら共感したり。

会社の飲み会で
無理矢理お酌をさせられたら
不愉快に思うこともあるけど
それは職場という「男性性」を出す場で
不当に女扱いされるから嫌なのであって

手料理をふるまうパーティをしたり
お菓子を焼いてプレゼントしたりして
相手が喜んでくれたら
やっぱり嬉しいものです。女の子って。

この
「思いやり」「気づかい「お世話」
というのは
女性らしさそのものですが

自分一人で表現したり
感じたりすることはできません。

思いやる相手がいてくれてこそ。
お世話する相手が喜んでくれてこそ。




それから
重い荷物を運んでるとき
誰かが手伝ってくれたら
ありがとう助かるってお礼を言ったり

泣けてくる夜に
何時間も電話につきあってくれた友人に
いてくれてありがとうって感謝したり

何かにチャレンジするときに
キミなら大丈夫だよと言ってくれたら
支えてくれてありがとうと思ったり

この
「感謝する」「好意を受け取る」
ということも
女性らしさです。

これだって
自分一人で感じることはできません。

支えてくれる人がいてこそ。
助けてくれる誰かがいてくれてこそ。



そんな風に
人間関係の中で
女性らしさを感じながら
「自分」の存在を確認していくのが女性です。

大げさに言えば
生きてる実感とか人生の意義を
他人との関係性の中で実感していく。

それが女性です。



だから連絡がないのが辛い。
音信不通は壮絶な苦しみを生む。

もっとも関わりたい彼と
関わりが持てないことは
女性にとって何よりも強いストレスになります。

連絡がないということは
連絡する価値のない存在だということ。

連絡しても無視されるということは
返信の手間をかけるほどの
価値などない女だということ。

ただ「連絡がない」というできごとが
自分の存在そのものを
グラグラと揺さぶりはじめます。

女性にとって
彼に連絡するということは
単なる連絡であるだけじゃなく
「あなたは誰よりも思いやりたい相手」
だというメッセージ。

彼から返信があるということは
単なる返信であるだけじゃなく
「君を誰よりも大切に思ってる」
というメッセージ。

それが
全く途絶えてしまうということは
「存在してもしなくてもいい自分」
を思い知らされたようで

壮絶な苦しみとなるわけです。





じゃあ彼は?


そもそも男というものは、体力や知力、
仕事の効率や物事の達成に
価値を置く種族なのである。

彼らにとっては、
絶えずこれらの点における自分の能力を
実証しようと生活し、
能力と技術の研鑽に明け暮れることが、
すなわち生きることなのである。

男性は、自らの能力によって達成された
結果によって“自己証明”をするのである。

目的の達成と成功によってはじめて、
男性は基本的な人生の充実感を
味わうことができるのだ。

(「ベスト・パートナーになるために」ジョン・グレイ著)


男性にとって
仕事で成果を挙げられないことは
人生の非常事態となるのです。

しかも彼らは
「自分ひとりの力で」
課題に取り組まなければ
自分の存在価値を証明できない
と思っています。

そして
正真正銘、自分の力で
成果を挙げられなければ
愛される資格などない、
と勝手に決めています。



男性がもっとも恐れているのは、
自分は力量不足で、
彼女にはふさわしくないのではないか
ということである。

彼は、その恐怖心を取り除くために、
自分の才能や力を磨くことに
専心するだろう。

成功、目的達成、能力向上こそが
彼にとって
人生最大のテーマなのである。

(「ベスト・パートナーになるために」ジョン・グレイ著)


「どんなに仕事が忙しくたって
 連絡くらいできるでしょ」
と、女の私たちはそう思いがちです。

もちろん
どんなに忙しくても
こまめに連絡ができる男性は
たくさんいます。

だから連絡できない彼は
あなたを愛してないことになる?

でもそれを言うなら
彼が忙しいときに
信じて待てる女性だって
たくさんいます。

連絡を待てないあなたは
彼を愛してないことになる?



とても好きだけど
好きだからこそ
自信のなさばかりが大きくなって
不安になって
「愛される資格がないんじゃないか」
そう思うのは
男も女も同じこと。

自分の存在価値が
グラグラと揺らいでしまうのも同じ。

ただ
男と女では 
その証明の仕方が違うだけ。
表現の方向が違うだけのこと。
 



「愛されるにふさわしい自分かどうか」
に自信が持てなくなったとき、

彼は仕事で成果を出そうとする。

そうじゃなければ愛されないという
恐怖心と戦いながら

たった一人でやり遂げなければと思う。
彼女に頼ってはいけないと戒める。

自分に自信がなくなれば
彼女のことは二の次になってしまう。
だから連絡もしない。



「愛されてないかもしれない」
と不安でどうしようもないとき、

女性は連絡が欲しくなる。

そうじゃなければ
愛されてないことになるという恐怖に
潰されそうになりながら

どうにかして彼と繋がりたいと願う。
彼と関わりと持たなければと渇望する。

自分に自信がないから
彼のことを思いやれなくなってしまう。
だから信じられない。



ほとんどの女性が、男性が傷つきやすく、
彼らもまた愛情を必要としているのだ
という事実に気がついていない。

女性の愛情は、
自分が他人の心を満足させる能力を
備えていることを
男性に実感させる力を持っている。

(「ベスト・パートナーになるために」ジョン・グレイ著)



忙しい彼や問題を抱えた彼と
連絡が取れなくなってしまったら

不安を打ち払って
心を落ち着けて
少し想像してみることです。

問題を解決しなければ
この仕事で成果を出さなければ
自分の存在が崩れ去ってしまう、
その恐怖。

なんとかして守り抜きたいと
必死で闘っている、
そのプライド。

自分自身の存在価値が揺らぐ、
その心もとなさや不安、苦しみを
誰よりも知っているあなたが
理解できないはずがない。 

あなたが感じたその苦しみを
彼もまた同じように
感じているのかもしれない。

連絡がないことで
あなたが感じるのと同じ苦しみを
 
彼も今、乗り越えようと
してるのかもしれない。


 

だからといって
思いやりを発揮したり
手を差し伸べる必要はありません。

ただ知ること。
知って認めること。
そうなんだと受け入れること。

そうして
少し離れて見守ること。


士は己れを知る者のために死す
(男は自分の事を理解してくれた者のために死ぬ)



そして
一番大切なことはもちろん

あなたにとって
理解して待ちたい彼かどうか
待つ価値のある彼かどうか 

信じる価値のある彼かどうか 

ということです。


自分にとって
自分の幸せにとって
必要な彼なのかどうか。

一番大事なのは
彼の気持ちじゃない。

あなた自身の幸せです。











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〈沈黙こそが人の本質である〉
という吉本隆明の言葉を出したのですが、
少しつづきがあります。


晩年の吉本隆明の仕事を支えた糸井重里が
この〈沈黙〉という考え方について
書いているコラムがあります。


人間が生きていくための武器というのは、
実にいろいろあるように思えるけれど、
煎じ詰めれば
〈ことば〉につきるのではないか。

ことばをうまくあやつれるものが力を持ち、
ことばをうまく使えないと、
生きていくことがとても難しくなる。


これは恋愛についても言えることで、
口ベタな男、連絡不精な男はつまり
「恋愛をすることがとてもむずかしくなる」
ということになります。

糸井重里は、いうまでもなく
日本を代表するコピーライターで
ことばの力を最大限に利用して
生きてきた人です。

その糸井重里がこうも言います。


(ことばが)剣よりも強し、ということは
剣よりもちからを発揮できるということで、

それはそのまま、
他者の自由を妨げることのできる武器だ。

〈ペンは剣よりも強し〉には
〈だから、武器よさらば〉と続けるべきだ。


あれだけことばを自由に操ってきた人が、
「ことばは諸悪の根源とも言えるのじゃないか」
と言うわけです。

なぜならことばは
武器として人を動かし、傷つけるから。



特にことばをうまく使えない人にとって、
ことばは何よりも強力な、
自分に向けられた凶器のようなものです。

口ベタで連絡不精な彼に対して
「話し合いたい」
「なぜ連絡をくれないの」
「もっともっと連絡がほしい」
と女が迫ることは
研ぎ上げられた剣でもって、
彼を脅していることと同じです。

そのくらい、ことばの力というのは強いもの。



では人はなぜことばを使うのか。
吉本隆明はこう言います。


ことばというのは心を伝えるものではなく
〈価値〉を生み出すものである。
その人の本質とは
全然関係のない価値を生むための、
いわば経済的なものだ


ことばは、
発した人に価値を与え、利益を生み出すもの。
ほんとうの自分より良く強く見せるもの。

いい人だと思われたい。
気に入られたい。
感謝の気持ちを伝えたい。
相手を説得して思い通りにしたい。
関係を継続させたい。

この社会で今のところ
最も大きな価値を生む武器がことばです。



でもその人の本質とは関係ない。



強い力を持っているということと
真実であるということは別。

そして吉本隆明の言葉が続きます。



その人の〈ほんとうの思い〉というものは
言葉にしてもしなくても、
変わらずその人の心の中にある。
〈沈黙〉の中にこそあるのだ。



愛してるから話し合いたいということは
「ことばという武器を持って決闘する」
ということ。

好きなら連絡くれないのはおかしいというのは
「心があるなら武器を使って私を組み伏せろ」
「ほんとうの思い以上の価値を見せろ」
ということ。

ことばという武器で
彼の自由を妨げようとする。

おかしなことですよね。好きな人なのに。




〈ことば〉を自在に使える女は
同じ武器をもって同じ土俵に上がれと
好きな人に迫ります。

でも〈ことば〉が武器にはならない彼の
ただひとつの武器はたぶん、彼の拳です。

彼は大事な人にそれを絶対に使わないのに
女はなぜ自分の刃を彼に向けるのか。

好きな人が
〈ことばという武器〉を使おうとしないなら
私も〈武器よさらば〉と言いたい。

好きな人がいま〈沈黙〉しているということは
私の心を操ったり、自分を良く見せたり、
言い訳したりするということを
今、彼はしないということ。

好きな人が黙ることを選ぶなら、
今はそれを尊重したい。




糸井重里はまたこうも言います。


ぼくの好きな人や出来事を、
ぼくがどうして好きなのか、
どんなふうにしてそれらを尊敬しているのかが、
〈沈黙〉というところから考えると
よくわかるのだ

勇気も、優しさも、謙遜も、
この〈沈黙〉というものの発見から、はじまる。


私たちは好きな人に
〈ことば〉を求めすぎてしまいます。

剣にも武器にもなるものを
愛情の証だと思って欲しがります。

でも〈沈黙〉の中にある、
その人らしさに思いが至れば

メールがない、電話がない、LINEの返信がない、と
ことばがないことばかりを考えるのじゃなく

今ふたりのあいだには〈沈黙〉という
人の心にとってもっとも大切なものが
存在しているのだ

と、
そういう風に考えてみることが、私はあります。

いつもじゃないです。
ごくごくたまーーーーーに、です。

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今日は
〈沈黙してしまった彼の気持ち〉
について書いて見ます。 

ラブラブ期が終わってテンションが低くなった頃
なんとなく反応が悪くなってくる、アレです。


…ハイ。

批判・反感はごもっともでございます……
こんな男ダメですよね……
次探したほうがいいですよね……

でもこれ、けっこうイイ線いってると思うんです。
男の気持ちなんて、
だいたいこんなもんじゃないかなーと。




おととし亡くなった吉本隆明が遺した思想の中で


ことばのいちばんの幹は沈黙にある。

人間らしさというのは何によって決まるか、
それは〈沈黙〉である

外側からは沈黙と見えるとき
人は自分自身に何かを語りかけている

それがその人の〈ほんとうの思い〉なのであり
それこそが、その人の本質である


というものがあります。

戦後最大の思想家と言われた吉本隆明の考え方の中で
私がもっとも好きな、
そしてもっとも共感できると思うものです。

本当にしあわせなとき、
人は「しあわせー」とは言わず
言葉もなく胸が詰まってしまうものです。

心から感動したとき、
人は「感動した!」とは言わず
言葉を失ってひたすらその感動に全身で浸るものです。

復縁を願って沈黙しているとき、
その女性の心の中には
彼への強い思いが詰まっています。

沈黙は外側から見れば〈無〉に見えるけれど
その人の心の中は無どころか
たくさんの思いにあふれていて
もっともその人らしい気持ちが湧き上がっている。

今、沈黙してしまった誰かの好きな人も
きっとそうじゃないかと思うのです。




沈黙にほんとうの思いがある、ということ。

言葉も行動も、幹についている葉のようなもの。
いいも悪いもその人とは関係ない。

その人の根幹は〈沈黙〉にあるのです。





男というのは
とにかく何かあるとよく黙る生き物なのですが

好きな人が黙ってしまって打つ手がない女は
つじつまの合う理由をさがし、
納得できる結論を欲しがります。
言葉で。
言葉ばっかり。

とにかく彼の気持ちを表す〈ことば〉を探すんです。
自分が納得するために。

でも男の気持ちは女が考えるほどには
〈ことば〉にはなっていないのだろうと、私は思っています。

男の気持ちというのはもっと

ぼやぼや〜
もやもや〜

とした
とても曖昧な、
つかみどころのないものなのではないかと。



問い詰めて全てをつまびらかにしたい女と
どうしても上手に言葉にできない男の話し合いは
つまりこんな風になってしいまいます。

「私のことどう思ってる?」
「♡♤♤♥♠……………………」

「それってもう好きじゃないってこと?」
「▲□○■●△×◆□▲…………………」

これではらちがあかないと
たいていは女がしびれを切らして
キレるか泣くか、去ってしまうわけです。



次の幸せにつながるのなら、それでもいいと思います。



でも
メールとメールのあいだの〈沈黙〉や
言葉と言葉の〈間〉にこそ
ほんとうの彼がいる。

だとしたら
黙ったままうんともすんとも言わなくなった今このときこそ
彼が自分自身と静かに語りあっているのだと思えば

少しやさしい気持ちで
こちらも黙って待ってあげられないかなと

いろいろな相談を見ながら、ときどきそう考えています。

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忙しいと連絡できなくなり、
音信不通に近い状態になる彼というのは

基本的に
・一点集中型
・器用に切り替えできない
・責任感が強い
・必要とされたい
・誰かの力になりたい
・気持ちを表現するのが苦手
・弱いところを見せたくない
・愚痴を言いたくない
・助けを借りたくない
・言い訳したくない
・罪悪感を感じやすい
という人です。



つまりこういうことです。

責任感を持ち、集中して仕事に取り組んでいる。
必要とされればされるほど頑張る。
そんな合間に彼女から連絡がきても
仕事モードから器用に切り替えられず
とりあえず目の前のタスクに集中する。

少し時間ができたとしても
彼女になんと返信していいかわからない。
会う約束をできるならともかく
会えないのに連絡したって仕方ないと思う。

「忙しくていっぱいいっぱいだから
 もう少し待ってて」
と言えばいいのに、上手に言えない。
気持ちを表現するのは苦手だし
彼女に言い訳したり弱いところを見せまいとする。

そうこうしているうちにまた彼女から連絡がくる。
「元気にしてる?心配してるよ」
「忙しいんだよね?無理しないでね」
「…私がなんかしちゃったのかな…」

責任感が強く罪悪感を感じやすい彼は
彼女から心配されてること、
彼女を不安にさせてること、
彼女に連絡できてないこと、
それもこれもぜんぶ
「自分がふがいないせいだ」と思います。

でも不器用な一点集中型。

今すぐ電話して
彼女の不安を取り除いてあげて
「仕事が落ち着くまでもう少し待ってて」 と
言ったりなんてできません。

とりあえず目の前のタスクに集中する。
前よりもっと集中する。

仕事を頑張ることで
彼女への罪悪感を紛らわし
自分への無力感を取り除こうとする。
もっともっと。
がむしゃらに仕事に打ち込む。

彼女からは連絡もなくなってしまった。
今さら自分からは連絡できない。
「こんな自分は愛想をつかされて当然」
「彼女にとってもこれでよかった」
「幸せにできないなら離れた方がいい」

そしてもっともっとワーカホリックになる。
彼女が去った今、自分に残されたのは仕事だけ。

男にとって命より大切な「存在意義」を
証明できるのはこの仕事だけ……。



彼女の方は、彼のこんな心境を知りません。
当然ですよね、言ってくれないのだから。

連絡がないのは気持ちがない証拠。

そう思うしかなくて
毎日毎日、朝も夜も、明け方までメールを待って
ケータイを握りしめながら何度も泣いて

でも明日には連絡がくるかもしれないと
もう一日あともう一日待っていようと
苦しいのにまた無理をして。



辛い気持ちは本当によくわかります。
それでも忘れないでほしいのは

連絡がこないのは
拒否や無視ではない


ということ。

女の子はついつい
彼とのあいだで起きてるできごとを
「私のせい?」
「私を嫌いになった?」
「私に何か怒ってる?」
と常に自分視点で考えてしまいがちですが
それはちがいます。

彼の頭にあるのはただただ仕事のことだけ。

一つのことしかできないから
「仕事」だけに気が向いているだけなんです。

女の子にとっては寂しいことだけど
彼から連絡が来ない、
メールやLINEの返信が来ない、
だからといって
拒否されてるのでも無視されてるのでもない
と知っておくと
少し辛さも和らぐんじゃないかなと
そう思います。


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