自然には
サイクルというのがあります。




春夏秋冬、
季節ごとの気圧や風の変化は
一日一日で見れば
晴れて曇って降って晴れて降って、
気まぐれな移り変わりに思えるけれど

同じ雨でも
この時期からは梅雨で
夏になれば明けるのだとか

樹氷ができるほどの極寒でも
春がくれば
氷も雪も解けて
カタクリの花が咲くのだとか

ばらばらの現象でも
長期的に見てみれば

そこには
くり返すサイクルがあります。

そして
サイクルは
気まぐれや偶然では決してなく
ちゃんと理由があってくり返すもので

サイクルが生まれる背景には
それなりのつじつまが
必ず隠れているものです。





サイクルは
瞬間だけを切り取ることでは
見えてきません。

そのできごとの
写真を撮ったなら
一枚だけでは足りなくて

たとえば
毎日の同じ時刻に撮った写真を
何十枚何百枚と並べてみて

ようやくその中に
サイクルが見えてきます。

潮の満ち引きも
珊瑚の産卵も
甲殻類の脱皮も

長い時間をかけた観察の中から
それまでは見えなかった
くり返しの規則性が
浮かび上がってくる。

彗星だって
たまたま星空を見たら流れていた、
というだけなら
それで終わりだけれど

星空を観測し
軌道を計算することで
「○年に一回の接近」
というサイクルがわかるようになった。

サイクルを見つける原動力となるのは

知りたい気持ちと知ろうとする気持ち
観察力の細やかさとそれを続ける根気。
そして
知ることをよろこべる心。
見つけることをワクワクして待つ気持ち。







人だって
さまざまなサイクルの中で
生きています。

人の心にも
いくつものサイクルがあります。

飲みに行きたくなるサイクル。
引きこもりたくなるサイクル。
転職したくなるサイクル。
仕事が虚しくなるサイクル。
彼氏がほしくなるサイクル
結婚して安定したくなるサイクル。
別れてもいいかもって思うサイクル。
髪を切りたくなるサイクル。
おしゃれしたくなるサイクル。
おしゃれが面倒になるサイクル。
不安になるサイクル。
なんで不安だったんだろうと
笑いたくなっちゃうサイクル。

からだと心と
環境と気圧と
さまざまのことが影響して

心にも
サイクルが生まれています。

誰も観察していないだけで
誰も発見していないだけで

手帳にでも書き込んで
記録をまとめて
よくよく考察してみれば

案外にたくさんのサイクルが
自分を動かしていることが
よくわかります。




そして
彼にももちろん
サイクルはあります。

仕事が忙しいサイクル。
ちょっと余裕ができるサイクル。
恋愛したくなるサイクル。
連絡が途切れるサイクル。
LINEがそっけなくなるサイクル。

その
ひとつひとつのできごとだけ見れば
何がなんだかさっぱりわからなくて
彼の気持ちがどうしても理解できなくて
悩んだり
苦しんだりするものだけれど

もう少し長期的に
離れた場所からよく観察してみれば

決定的にダメだと思ったできごとが
単なるサイクルのひとつであったり

なくなったと思った愛情が
サイクルの中から見出せたり

「サイクル」として彼を見れば
新しく気づけることも
案外にあるものです。

サイクルを知ることで
不安は安心に
疑いは信頼に
少しずつ
変えていけるものです。


 




色づいた葉がすべて落ちて
寂しく枯れた木々の隙間を
冷たい風が吹き抜ける季節になれば

一日また一日と
どんどん寒くなっていけば

このまま
冬将軍に飲み込まれて
すべてが凍てついてしまうんじゃないかと
不安になることはあるけれど

たけど
サイクルのない事象など
そもそも自然界には
存在しないのであって

すべては
過ぎ去りまた訪れ
古びては新しくなり
それをくり返しながら
移りゆくのです。



悲しみもよろこびも
幸せも不幸せも

どんなことも
サイクルの中のひとつとして
出会って
別れて

そして
ふたたび出会うことができるのだと

そういう風に思います。



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