仕事一筋で
真面目で責任感が強くて
怠けたりサボったりしなくて
楽しみや遊びを犠牲にして
頑張りつづけている彼は

自分の欲求は
いつも後回しです。

早く帰りたいですとか
残業いやですとか
その仕事はやりたくないですとか
手を抜いてやっていいですかとか
そんなこと
口が裂けても言わないし

思ってもいません。

感情は感じないようにして
ひたすら仕事仕事。

自分の時間なんて
なくて当たり前。

休みはひたすら寝て
たまった家事をなんとかこなして
残りの時間はまた寝て
少しでも身体を休めて

また月曜日。

彼は
そんな毎日を生きています。




そういう彼と
付き合っていると

いつのまにか彼女も
自分の欲求を
後回しにするようになります。

最初はそうでもなくて
もっと会いたいとか
たまには旅行も行きたいとか
毎日連絡しあいたいとか
いろいろ
望んでいたのですが

旅行どころか
まる一日会うことも難しい。
デートどころか
次に会う日すらもわからない。
毎日どころか
返信すらもこない。
既読にすらならない。

そんな状況になると
ふつうの望みを持つことが
できなくなって

「10分でいいから会いたい」とか
「10分でいいから声が聞きたい」とか
「せめてひとことでも返信がほしい」とか
「せめてスタンプだけでも」とか
「せめて既読にだけでもなれば」とか

どんどんどんどん
望みは小さく縮んでいって

ついには
望みを持つことすらも
しなくなってしまいます。

「もう二度と会えなくてもいいし
 もう声が聞けなくてもいい。
 ただ想い続ける」と

何も望まない愛し方に
行き着いてしまいます。

それはまるで
自分の欲求を抑え続けている彼を
鏡のように
映し出しているかのようです。




その状況
その事情
その気持ちは

彼のものとして
そうなんだと
認め受け入れなくてはならないし

力づくで変えることは
できないけれど

だからといって
望みを持つことまで
やめなくていいのです。

好きな人に
会いたいって思うのは
自然なこと。

声が聞きたいと思うのも
触れたいと思うのも
楽しく過ごしたいって思うのも

当たり前のことです。

抱きしめたいし
抱きしめられたい。 

だって
好きな人だもの。
 


 



苦しい状況が続いたとき

状況を変えられないとしたら
望みを持たなければ
楽になれるんじゃないかと
そう考えるかもしれないけれど

苦しみがなくなったとしても
望みを持つことがなくなったら

生きることが
もっとしんどくなります。

生きてる意味を
感じられなくなります。

「彼が変わってくれたら」と
人に期待するのは
苦しみを強くしてしまうけれど

自分の幸せを望むことは
生きるために
絶対に必要なことです。

「こうなったらいいな」
「こうなったら幸せだな」って
ワクワクすることが

ダメなわけがない。
わがままなわけがない。




幸せをイメージする力は

誰にでも
もともと備わっているとはいえ

使わないでいれば
どんどん錆びついていくものです。

望まないようにしてたら
どんどん麻痺してしまうものです。

逆に
いつもイメージしていれば
いつでも簡単に
どんどんどこまでも
膨らませることができるものです。

辛いときに
幸せなイメージなんて
とても無理

そう思うなら
よほど長いあいだ
望むことを抑えていたのでは
ないでしょうか。

望みを持つことを
自分に禁じていたのでは
ないでしょうか。

幸せを望んだそばから
「自分には無理だ」
「そんなことなるわけない」って

幸せのイメージを
自分で打ち消しては
いなかったでしょうか。

だけど
人はどんなときでも
希望を持つことができる生き物です。

アウシュビッツの収容所で
ガス室の順番を待っているときでさえ

人の心を支えたのは
希望だったのです。

あきらめではなく。





その相手は
彼でも
彼じゃなくてもいい。

いつか彼は
置いていくことに
なるかもしれない。

だけど
自分は幸せになる。

ひとりででも
他の誰かとでも
もしかしたら彼と

必ず幸せになる。

だから
彼女休業中のそのあいだは

たくさん夢見ること。
よくばりに望むこと。
すぐそこに待つ幸せに
ワクワクすること。

自分が
この自分のために
幸せを望むことを

禁じたり
あきらめたりしないこと。

そんなことあるわけないって
望んだそばから否定しないこと。




ゆったり浸かる
あったかいお風呂の中で

灯りを消して
もぐりこんだベッドの中で

大きく息を吸い込むたびに

幸せのイメージが
胸いっぱいにあふれるように

自分のための
望みを持つことができたら

やがてほんとうに
幸せが近づいてくる。

求めてとりにいかなくても
向こうからやってくる。

彼を待つのが苦しいなら
幸せを待ってみよう。

 
そういう風に思います。


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