彼が
黙ってしまったのは

彼女の存在を否定しているのでも
彼女を攻撃しているのでもなく

彼の事情で
黙っているのだ
ということです。




仕事が忙しすぎるのかもしれないし
返信を考える時間がないのかもしれないし
だからって
適当な返事はしたくないかもしれないし

ストレスやプレッシャーで苛立っていて
その苛立ちを
彼女にぶつけたくないのかもしれないし

気分が落ち込んで
鉛をのみ込んだような重たさで
毎日をやり過ごすのがやっとで
文字を打つ気力すらないのかもしれないし

朝から晩まで
仕事の連絡に追われすぎていて
連絡そのものに嫌気がさしているかもしれないし

なんとなく
さしたる理由もなく
「今度でいいや」と思ったまま
そのままになっているだけかもしれないし

ちょっとくらい返信をサボっても
彼女だしまぁいっかと
軽く考えているのかもしれないし

どんな理由があるにせよ

彼は
彼の事情で
黙っているのだ
ということ。

彼女が
存在を否定されたり
攻撃されるいわれはないのです。




たとえば

彼女が寂しがり屋で
ちょっと重ためのメールをしたことや
彼を責めるような口調になってしまったとしても

それで黙るのは
彼の事情です。

彼女のせいじゃない。

忙しさを理解せずに
会いたい寂しいと言ってくる彼女を
面倒だと思うなら
「忙しいから連絡控えてくれ」
と言ったっていいのだし

期待に添えないから
関係を解消したほうがいいと思うなら
「寂しい思いをさせるから別れよう」
と言ったっていいわけです。

何も
黙らなくたって。

彼女のした何かがきっかけで
彼が
何かを感じたり
考えたりしたのだとしても

そのことを伝えずに黙っているのは
彼の事情。

彼女が
黙らせているわけじゃなく

彼が
自分自身で
「黙ることを選んでいる」
ということです。




「彼が音信不通にした」
としても

「彼女が音信不通にされた」
というわけではありません。

彼が
黙ることを選んだ
としても

そのことで
彼女の存在が否定されたわけでも
貶められたわけでもない。

彼が
愛することをやめても

だからといって
彼女が
愛されない存在になったわけでもない。

彼が
愛を見失ったからといって

自分まで
愛を見失うわけじゃない。





彼の事情を
自己否定に結びつけないこと。

彼の選択を
自分の存在価値を測るものさしにしないこと。

彼の事情の中に
自分のすべてを委ねないこと。



彼は
彼の事情で
黙っている。
黙ることを選んだ。

ならば
自分はどうしようか。

もう一日待ってみるのか
まだまだ信じてみるのか
それとも
いったん区切りをつけるのか

その
小さな選択のひとつひとつが
自分という存在の石垣となり

自分の人生を生きていることの
ささやかな実感になる。

「自分でそう決めた」
ただそれだけが
ほんとうの
揺るぎない自信に
つながるのではないかと 

そういう風に思います。


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